調べものの途中で、記事の3行目から先が読めなくなる。検索結果に並ぶリンクは、開くまで無料で読めるかどうかが分からない。こういった経験はないだろうか?
検索エンジンの Kagi が8月21日、購読しないと本文が読めないサイト(ペイウォール)を結果から自動で外す設定を足した。検索の結果は、どこまで利用者の手で絞り込めるようになるのか。
ペイウォールのあるサイトを検索結果から外す
設定を入れると、購読しなければ本文の読めないページが検索結果に出なくなる。Kagi は8月21日の更新記録に、ペイウォールのあるリンクを自動で取り除く設定を追加したと1文で書いた。
この1文が置かれたのは、株価ウィジェットの刷新を紹介した段落の後ろだった。更新記録の見出しは株価と AI アシスタントの改善で、ペイウォールの設定は本文の末尾に添えられている。上場投資信託にも対応した株価チャートの説明と比べても、扱いは小さい。
どのページを有料と見なすのか、判定の基準は更新記録に書かれていない。分かるのは、検索結果から特定の種類のリンクを丸ごと落とす選択肢を、Kagi が利用者に渡したところまでだ。
AI検索を丸ごと切る設定も先に入っていた
Kagi は7月2日の更新で、検索の AI 機能をまとめて無効にする項目を設定画面に足した。天気や為替などのウィジェットも、1つずつ止められる。
8月21日の修正の一覧には、遮断したはずのドメインが Quick Answer の出典に使われていた不具合や、Wikipedia の「CHATGPT」の項目を低品質と誤って判定していた問題が並ぶ。結果の質を利用者が申告し、その判定を運営が直すやり取りが、更新記録の大半を占めている。検索の絞り込みを指す URL も、番号ではなく lens=forums のような名前で書けるようになった。
Kagi は、検索結果に何を出すかを利用者が決める検索エンジンに向かっているようだ。
出典