出遅れていたメタが、AIの「最前線」に戻ってきた
AIの性能の最先端を競うOpenAI、アンソロピック、グーグルに、メタが並んだ。10月12日に発表した「Muse Wonder」は、利用者が以前の会話で話した好みを覚え、うまくいかない手順があれば別のやり方を試す。メタによると、上位版はアンソロピックの最上位モデルに次ぐ評価を得たという。
AIの性能の最先端を競うOpenAI、アンソロピック、グーグルに、メタが並んだ。10月12日に発表した「Muse Wonder」は、利用者が以前の会話で話した好みを覚え、うまくいかない手順があれば別のやり方を試す。メタによると、上位版はアンソロピックの最上位モデルに次ぐ評価を得たという。
グーグルが社内のソフトの書き直しに使ってきたAI「Gemini 4 Argon」が、10月13日からGeminiのアプリに加わった。使うことができるのはGoogle AI ProとUltraの契約者。チャットを「タスク」に切り替えると、パソコンの前を離れているあいだも作業を進める。
アマゾンのEcho ShowやグーグルのNest Hubが広めたスマートディスプレイに、アップルもHomeViewで参入する。家族6人の顔を見分けるが、メッセージや予定を出すのは、本人のiPhoneかiPadがそばにあり、少し前にロックを解除しているときだけだ。価格は299ドル。
スマホの通知は、やるべきことを教えるだけだ。10月6日に無料で公開されたアプリ「Hark Pro」は、頼まれていない用事にも気づき、請求書の支払いやサブスクの解約、映画のチケットや駐車場の予約まで済ませる。デザインを率いるのは、アップルでiPhone Airのデザインを率いていたアビドゥル・チョウドリーだ。日本語にも対応している。
アンソロピックが10月8日にClaudeに加えた「Motion」は、報告書の文字やグラフに動きをつけて短い動画にする。動画を生成するAIは使わず、作るのは文字やグラフを動かすプログラムなので、数字一つから直すことができる。同じ日には、会社のデータからグラフを並べた画面を作る「Dashboards」も加わった。どちらも試験提供の段階だ。
ネットに流れてくる写真や動画が、本当にカメラで撮ったものなのか。グーグルは10月7日、AIが作ったときに埋め込まれる透かしを調べる「SynthID Detector」を、誰でも利用できる形で公開した。画像や動画、音声のファイルを読み込ませると結果が返ってくる。透かしを入れた画像と動画は1800億点超、音声は24万年分にのぼるという。
PhotoshopやPremiereなど、アドビの7本に似せたアプリが10月はじめ、まとめて無料で公開された。作ったのは技術者のブランドン・トーマスで、アンソロピックのAI「Opus 5.5」を使って作り直したという。PSD形式のファイルもレイヤーを分けたまま開くことができる。ただ、まだ早期アルファ版や開発中の段階で、法律の問題も残る。
気に入った髪型やネイルの写真を店で見せても、どこが気に入ったのかまで伝わるとは限らない。Pinterestは10月6日、写真の下に「Get the guide」のボタンを付けた。押すと、サロンで何と頼めばいいか、施術ではどんなことをするのかを、AIが書いたガイドが開く。いま利用できるのは、アメリカで配信されているアプリだけだ。
AIに文章を直してもらうたびに、コピーして貼り、返ってきた答えをまた貼り戻す。アンソロピックは10月6日、この往復を省く仕組みを公開した。グーグルのドキュメントやスプレッドシート、スライドを開いたまま、横に呼び出したClaudeに頼めば、ファイルそのものに手を入れる。利用できるのはClaudeの有料プランの利用者だ。
SNSの広告で気になる靴を見つけても、サイズや素材が分からず画面を閉じてしまうことがある。TikTokは10月5日、広告から開いた商品ページでAIに質問できる「Shopping Assistant」と、保存した支払い方法と住所でワンクリックで購入できる「Buy Direct」を、広告主に向けて発表した。いまは一部の広告主向けのテストだ。
ChatGPTに「黒のワンピースがほしい」と相談し、商品の「Try On」を押して自撮りか全身の写真を送ると、そのワンピースを着た自分の姿が画像で返ってくる。OpenAIが10月1日に加えた「バーチャル試着」だ。好きな有名人の服装の写真を見せれば、身につけている品のなかから、いま購入できるものを探し出してくれるという。
グーグルは9月30日に発表した新型AI「Gemini 4 Argon」で、社内のソフトの書き直しを進めている。対象はOS「Fuchsia」の中核の80万行超まで。動画を再生するソフトは書き直して2.7倍速くなり、データセンターでは300テラバイト超のメモリが空く見込みだという。外部では、サイバー攻撃の防御にあたる組織から利用できるようになる。
AIに頼みごとをしても、電話や支払いの段になると人の手が必要だった。Manusが9月28日に公開した新アプリ「Cue」では、AIごとに専用の電話番号やメールアドレス、支払い用のウォレット、コンピューターが割り当てられる。店での注文や電話の応対、予算の範囲での支払いまでAIに任せることができる。招待コードがあれば無料で試すことができる。
ChatGPTは話しかけて初めて動くが、OpenAIが9月29日に発表した「Dots」は、話しかけていないあいだも持ち主のために仕事を進める。出し忘れた請求書に気づいて作り、承認を得て送った例もある。専用のIDとクラウド上のパソコンを持ち、24時間働く。日本でもChatGPTのProとBusiness Premiumで順に利用できるようになる。
ElevenLabsが9月28日に公開した音声AI「Eleven v4」は、台本に[ひそひそ声で]のような演出を書き込むと、そのとおりに読み上げる。編集部が日本語で試すと、指示は日本語でも通ったが、冒頭に1回書くだけでは途中で普通の読み方に戻り、文ごとに書き直すと最後まで続いた。
Claudeの開発に携わるフェリックス・リーズバーグが、Blenderの使い方を知らないまま、自分のホームページを90年代の記者の部屋として3Dで作り直した。Claudeが約3000行のPythonスクリプトで部屋を組み、ペンギンのパロディ映像も作った。本人はコードを読まず、指示の多くをスマホから出した。
商品ページのURLを貼ると30秒ほどの紹介動画を作る「LaunchVideo」のコードが9月24日に公開された。動画生成AIは使わず、Claude Opus 5.5がページの色やフォントを読んで動くウェブページを書き、それを1コマずつ撮って動画にする。提供元によると1本4分ほどだという。
メタは9月24日、作りたいゲームを文章で書くと2Dや3Dのゲームができあがるスマホアプリ「Horizon Create」と、ブラウザ版の「Horizon Studio」を発表した。公開したゲームはインスタグラムなどで紹介され、動画をタップした人が数秒後には遊びはじめているという。
グーグルは9月24日(米国時間)、表情を変えながら話すAIの窓口係を企業が作る「Live Avatar」を正式に提供し始めた。保険金の請求の受付やホテルのチェックインのデモでは、客と話しながら裏で手続きを進める。対応する言語は97。写真1枚と声の録音から、その人の顔と声で話すアバターも作ってみせた。
LINEヤフーは9月24日、LINE NEWSの公式アカウントで新機能「ちょい知り」を始めた。トークに届いた記事の下にAIが用意した質問が並び、タップすると答えがトークに届く。質問も答えも、配信の前にLINE NEWSの担当者が中身を確かめる。ふつうのAIのチャットとの違いと使い方をまとめた。
グーグルは9月16日、ClaudeなどMCPに対応したAIをGoogle Homeにつなぐ早期アクセスを始めた。家じゅうのカメラの映像や機器の使用記録についてAIに質問することができ、鍵を開ける操作は禁じている。対象は米国のAdvancedプランの利用者で、英語のみ。日本の状況もまとめた。
アマゾンは9月23日(米国時間)、出品者向けのAIを作り直し、売上や在庫のデータをClaudeにつなぐプラグインを発表した。接続は約60秒でコードは要らない。セラーセントラルのAIには、ログインしていない間も評価や競合を見張る機能が加わる。プラグインはまず米国の出品者向けのベータ版で提供する。
グーグルは9月21日、カーソルにGeminiを組み込んだノートPC「Googlebook」の予約を始めた。カーソルを揺らすとGeminiが出る「Magic Pointer」、話した内容を箇条書きに整える「Rambler」を備える。Acer、ASUS、Dell、HP、Lenovoの5社が作り、価格は899ドルから。
米TypeSafe AIは9月15日(米国時間)、文章を書かずに判断だけを返すAI「Jev」を公開した。創業者はChatGPTの土台となる研究にOpenAIで携わったディオゴ・アルメイダ。1回の判断は0.1秒前後、費用は1000回で数セント。照明の操作、問い合わせの仕分け、Geminiとの比較の結果をまとめた。
文章を書かず、選択肢や点数、確率で答えるAI「Jev」を試した。題材はGODMODEの記事41本、費用は合わせて9セント。リンク先を選び、文章を評価してもらうと、はっきり選ぶ答えも、候補が競る答えも返ってきた。
勉強したい資料から、AIで単語帳やクイズを作るには。Gemini Notebook(旧NotebookLM)にFP3級の過去問を読み込ませ、教材作りから復習まで試した。作成した音声や動画も紹介する。自分が受ける試験の過去問で試したい人へ、実際の手順と結果を伝える。
米Figureは9月17日(米国時間)、ヒト型ロボットの制御AI「Helix 2.5」を発表した。学習用のデータを集めていないベイエリアの一般家庭30軒で、片づけ、タオルたたみ、ベッドメイクを試し、最後までやり切った割合は56%。事前学習なしのAIは9%だった。成功の判定のしかたと、同社が投じる計算資源をまとめた。
MozillaとフランスのAI企業Mistralは9月16日(米国時間)、FirefoxのAI機能「Smart Window」にMistralのモデルを採用すると発表した。共有するタブや履歴、使うモデルは設定「AI Controls」で利用者が選び、会話は初期の設定では保存されない。日本での提供は発表されていない。
アンソロピックは9月16日、Claudeのチャットと長い作業を任せる「Cowork」を一つにまとめると発表した。同じ会話の中で文書を作る「Claude Docs」とスライドを作る「Claude Slides」も加わる。DocsとSlidesは有料プラン向けのベータ版で、Freeは対象外。統合はProとMaxから順に進む。
メタは9月15日(米国時間)、インスタグラムやFacebook、WhatsApp、Meta AIの有料プラン「Meta One」を発表した。基本の機能は無料のままで、追加の機能とAIによる画像や動画の生成の枠が増える。日本向けの税込み月額は、Instagram Plusが319円、Premiumが2900円。無料の枠と登録の条件もまとめた。
グーグルは9月15日(米国時間)、作業のあいだも会話を続ける音声AI「Gemini 3.8 Live」など2モデルを発表した。検索LiveとGemini Liveに順次導入し、Gmail LiveやDocs Liveにも採用する。カメラの映像を取り込みながら話す新しいモデルの特徴と、有料プランの条件をまとめた。
アップルは9月14日(米国時間)、作り直したSiri「Siri AI」を英語のベータ版で提供し始め、日本語には10月に対応する。本人のメッセージやメール、写真、表示中の画面を手がかりに答え、家族のメールからレシピを取り出して材料を買い物リストに加える例を挙げる。対象機種と1日の利用の上限もまとめた。
LINEヤフーは9月11日、LINEやYahoo! JAPANのアプリから相談するAI「Agent i」にタスク機能を加えた。欲しい商品を登録し、登録時の価格から指定した金額以上値下がりすると1回だけ通知が届く。キーワードの最新情報や都道府県のイベントも定期的に届く。登録の方法と利用できるアプリをまとめた。
AI作曲サービスSunoの無料モデル「v6-mini」に、「米津玄師の『IRIS OUT』みたいな曲」と日本語で頼んだ。アーティスト名と曲名を入れても断られず、約1分で日本語の歌が2曲できた。聴いてみると、1曲目は歌声もメロディーも米津玄師っぽくて驚いた。実際の音源で聴き比べる。
メタは9月8日、メールの送信や予約、買い物を代わりに片付けるAIエージェント「Muse」の提供を米国で始めた。試した米The Vergeの記者は、Museが不要なメールを数千通削除する一方、記者の細かな関心事まで挙げたと報告している。接続先と権限の決め方、日本での提供予定もあわせて伝える。
アマゾンは9月9日、Prime Videoで俳優の口の動きを吹き替えの音声に合わせるリップシンク技術を使いはじめた。人間が演じた音声は変えず、AIとVFXで映像の側を直す。対象はドラマ『マクストン・ホール ~私たちをつなぐ世界~』の英語吹き替え版で、日本語吹き替えは対象になっていない。
グーグルが2026年9月2日にGemini 3.8 Flashと3.8 Flash Cyberを公開した。単価は100万入力トークン0.75ドルで据え置きだが、モデルが推論の手数を増やすぶんトークンの消費は伸びる。Cyber版は政府や重要インフラなど守る側に限定して配り、申請制になっている。
モジラが2026年9月1日、iOS版のFirefoxに広告ブロックを組み込んだ。アップルのWebKit Content BlockerとEasyListの2つで、第三者の広告と追跡を読み込む前に止める。初期設定はオフで、設定のBrowsingから自分でオンにする。サイトが自分で配る広告と検索結果の広告は残る。
AnthropicがClaude Fable 5.1とClaude Mythos 5.1を公開した。2つは同じモデルで、違いは安全装置の強さだけだ。トークン課金の典型的な使い方ではFable 5より約25%安く、エージェント用途では最大45%下がる。データを自社のクラウドに置く仕組みも今秋から始まる。
無料の動画編集ソフトOpenShotが8月30日に4.0を公開した。画面やカメラ、マイクの録画、カラーホイールやLUTを使う色補正、被写体を追うマスクが加わり、効果も増えた。マスクのモデルはクラウドではなく自分のパソコンで動き、AIの契約もいらない。
中国のAI企業Z.aiが2026年8月25日、新モデルGLM-5.3の重みをHugging Faceで公開した。ファイルは141個に分かれ、6日で6万6,195回ダウンロードされている。端末作業のベンチマークで88.2点、推論を代行する会社は5社。自前で動かす道とクラウド越しに呼ぶ道が最初から並ぶ。
ウェブ向けライブラリhtmxが2026年8月28日に4.0.0を公開した。親要素に書いた属性は子要素へ自動で伝わらなくなり、効かせるには:inheritedを書き足す。npmの既定は2027年初めごろまで2.x系のままで、公式は点検用の道具とAI向けの手引きを配る。
AIエージェントに買い物や予約を任せると、いまは画面のボタンを1つずつ探して押している。グーグルが提案する「WebMCP」は、サイト側が操作の手順をあらかじめ用意しておく仕組みで、探す工程がなくなる。2026年5月18日公開、8月7日更新。まだ提案段階で、試せるのはChromeだけだ。
検索エンジンのKagiが2026年8月21日の更新で、購読しないと本文が読めないサイト(ペイウォール)を検索結果から自動で外す設定を追加した。7月2日にはAI機能をまとめて無効にする設定も入れており、検索結果に何を出すかを利用者の側が決める作りが重なっている。判定の基準は公開されていない。
Hugging Faceが8月27日、25センチのアヒル型ロボット「Microduck」の予約を399ドルで始めた。歩き、くちばしで拾い、倒れても自分で起き上がる。ソフト一式はApache-2.0で公開され、7つの動きは自分で仕込み直せる。
DeepSeekが8月13日、AIエージェントを動かす土台「DeepSeek Harness」をMITライセンスで公開した。モデルもツールもUIも全部が差し替え可能なプラグインで、15日で20万スターを集めている。npx一発で自分のパソコンに立ち上がる。
Claude in Chrome が8月26日に正式版となり、安全と判断した操作は Claude が自分で承認するようになった。プロの攻撃が通る割合は Opus 5 で3.8%、2025年11月の防御では16.7%。何が変わり、Chrome 以外でなぜ動かないのかをまとめた。
xAI が公開した AI エージェント「Grok Bot」は、名前と役職を与えたボットに仕事を任せられる。最安は月20ドルの Cursor Pro で、対象は8プラン。動くのは macOS と iOS だけで Windows 版はない。できることと導入方法をまとめた。