台所やリビングに置くスマートディスプレイは、アマゾンのEcho ShowやグーグルのNest Hubが先に広めた。10月13日、アップルもようやくこの市場への参入を発表した。
アップルが発表したのは、7インチの画面をドーム形のスピーカーに載せた「HomeView」だ。台所のカウンターやベッドの脇に置くほか、壁に掛ける型もある。顔を登録できるのは家族6人までで、ホーム画面のアプリやウィジェットは人ごとに変えることができる。家族で共有している写真のアルバムや音楽は、来客も含めて誰でも楽しむことができる。
先行する2社との違いは、個人の情報を画面に出す条件にある。アマゾンとグーグルの製品は、登録した人の顔を見分ければ、その人の予定などを画面に出す。グーグルはヘルプページで、自社の顔認識機能はセキュリティのための機能ではなく、顔写真でも本人と認識されてしまう場合があると説明している。アップルは、顔を見分けただけではメッセージや予定を出さない。出すのは、登録した人の顔を見分けたうえで、その人のiPhoneかiPadがそばにあり、少し前にロックを解除しているときだけだという。
話しかけたときに答えるのは、アップルが作り直したSiri「Siri AI」だ。話しかけた人のiPhoneにあるメッセージや予定を踏まえて答え、台所で始めた会話は、そのまま本人のiPhoneで続けることができる。
アップルの参入が遅れた理由について、米調査会社パークス・アソシエイツのアナリスト、ジェニファー・ケントは米CNBCにこう話している。「アップルはいつも、市場が育ち、最高の体験を提供できると確信できるまで待つ」
HomeViewは299ドルで、アメリカやイギリスなどで11月13日に発売される。