AIに頼みごとをしても、電話をかけたりお金を払ったりする段になると、結局は人の手が必要だった。Manusが9月28日に公開した新アプリ「Cue」は、そこもAIに任せる。AIが自分の電話番号と財布を持つ。
Manusが挙げる場面の一つは、レストランだ。持ち主が店のQRコードをスマートフォンで読み取ると、AIがかわりに注文したり、順番待ちの受け付けを済ませたりしてくれるという。電話がかかってくれば、AIがかわりに出て、話の要点をCueに残しておく。
こうしたことができるのは、AIごとに専用のメールアドレス、電話番号、支払い用のウォレット、コンピューターが割り当てられるからだ。AIはメッセージを送り、持ち主が決めた予算の範囲で支払いを済ませ、頼まれた仕事を自分用のコンピューターで最後まで進める。
Cueはいま、招待コードがあれば無料で試すことができる。Manusが公開している招待コード「MEETCUE」は、先着で一定の人数まで利用できる。ブラウザーのほか、パソコンとスマートフォンのアプリで利用でき、iPhone版はアップルの審査が終わりしだい出るという。
複数のAIに手分けさせることもできる。Manusの例では、ニューヨークで開く発表会の準備を3つのAIに任せる。1つ目が会場を調べ、2つ目が候補を絞り、3つ目が発表資料の下書きを書く。AI同士は同じグループチャットの中で仕事を受け渡し、持ち主は方向を決めて、最後の判断をする。