今日の知識を装備する

ツール

作りたいゲームをスマホに書けば遊べる。 メタのAIゲーム制作「Horizon Create」

Photo: Meta(Meta Horizon OS Developers掲載の発表画像)

ゲームを作ったことがなくても、スマホに文章を打つだけで遊べるゲームができるようになる。メタは9月24日、そのためのアプリ「Horizon Create」を発表した。

友だちに話すように書く

メタの発表によると、まずは作りたいゲームを、友だちに説明するように文章で書く。用意されたテンプレートから選んでもいい。できあがる2Dか3Dのゲームには、ステージが進む仕組みや難易度の調整、絵づくり、マルチプレイまで入っている。

気に入らないところは、また言葉で直す。絵柄を変えたい、キャラクターを変えたい、物語を足したい、と書けば、アプリがその通りに作り直す。

ゲームができあがるまで、何もせずに待つ必要はない。ほかのゲームで遊んでいれば、テストプレイの準備ができたところで通知が来る。いくつものゲームを同時に作ることもできる。

インスタの動画から数秒で遊びに来る

公開したゲームは、フェイスブックやインスタグラム、メタの仮想空間サービス「Horizon」で紹介される候補になる。

メタの説明では、インスタグラムを眺めている人がゲームの動画をタップすると、ゲームのアプリを入れることも別の画面に移ることもなく、数秒後にはほかの人と一緒に遊びはじめている。

ゲームがどれだけ多くの人に紹介されるかは、おもしろさで決まるという。夢中になれて、動作が安定していて、何度も遊びたくなるゲームほど多くの人に紹介される。そうでないゲームは紹介されなくなる。制作者がゲーム内の課金やクリエイター向けの基金で収入を得る仕組みも用意するが、詳しい内容はこれから発表する。

細かく直すならブラウザで

スマホで作ったゲームは、ブラウザ版の「Horizon Studio」に引き継ぐことができる。アセット(キャラクターや背景などの素材)も、それまでに手直しした履歴も、まるごと移せるのが特徴だ。

Horizon Studioはブラウザだけで使えるので、インストールする必要はなく、ゲーム用の高性能なパソコンもいらない。言葉で指示して直すほか、自分で場面の配置を変えたり、アセットを入れ替えたり、動きを決める数値を調整したりできる。ブラウザで直したゲームを、またスマホに戻して続きを作ることもできる。

公開の前には審査があり、対象年齢の設定も自動だ。AIが作ったものは、すべてメタの仕組みで安全性を確認してから、遊ぶ人に提供するという。

いまは待機リストから

Horizon CreateとHorizon Studioは、いまクリエイターのコミュニティで試験中だ。正式公開の前に試せる早期アクセスは、順番に広げていくという。待機リストに登録すると、使えるようになったときに知らせが届く。日本から登録できるか、日本語で指示できるか、料金はいくらかは、発表では示していない。

早期アクセスの順番が回ってきたら、電車の中でスマホに「落ちてくる星をよけながら進むゲーム」と打ち込み、できあがったゲームを遊んで、気になったところをまた書き足す。公開すれば、インスタの動画を見た誰かが数秒後には一緒に遊んでいる。メタが発表で描いたのは、そんなゲームの作り方だ。

出典