グーグルは9月15日(米国時間)、会話を続けながら作業を進める音声AIモデル「Gemini 3.8 Live」と「Gemini 3.8 Live Extended Thinking」を発表し、同日から順次提供を始めた。Google検索の「検索Live」とGeminiアプリの「Gemini Live」に順次導入する。両機能は日本語で利用できるが、日本で新モデルへ切り替わる時期は発表されていない。
「検索Live」は、Googleアプリで声やカメラを使って検索する機能で、日本では2026年3月27日から利用できる。「Gemini Live」は、Geminiアプリで音声による会話を続ける機能だ。3.8 Liveは検索Liveに、Extended ThinkingはGemini Liveに導入される予定だ。
3.8 Liveは、依頼に必要なツールを動かしている間も、利用者との会話を続ける。複雑な作業向けのExtended Thinkingは、複数の手順を処理しながら、まず「確認しますね」にあたる応答を返し、その後も進み具合を伝える。
公開された検索Liveの実演動画では、利用者が家の配管をカメラで映し、自動止水弁を取り付けるために元管の太さを尋ねた。検索Liveは映像をもとに、標準的な呼び径3/4インチの銅管である可能性が高いと答えた。
3.8 Liveは、カメラの映像をほぼ同時に会話へ取り込み、会話の途中で言語が変わっても自動で対応するという。対応言語は97言語とされるが、一覧は示されておらず、日本語が含まれるかは確認できない。
Gemini Liveの利用に有料プランは必要ない。利用には、スマホかタブレット向けのGeminiアプリと、対応するGoogleアカウントが必要だ。対象年齢は13歳以上(または居住国で定められた年齢以上)となる。ウェブ版のGeminiでは、Gemini Liveを利用できない。
Extended Thinkingは、受信トレイに声で質問する「Gmail Live」、会話しながら文書の下書きを作る「Docs Live」、話した内容をメモにまとめる「Keep Live」にも採用される。この3機能を個人で使うには有料プランが必要で、Gmail LiveとKeep LiveはGoogle AI Plus・Pro・Ultra、Docs LiveはPro・Ultraが対象だ。
Gmail Liveは英語にしか対応していない。日本向けのGoogle AIプラン案内には、この3機能はまだ載っていない。
グーグルはこのほか、開発者向けのGemini APIとGoogle AI Studioでも9月15日から順次提供する。企業向けのGemini Enterpriseでは、一部の顧客に先行して提供する。
日本で使えるのは、日本語の検索LiveとGemini Liveだ。日本の検索Liveは、2026年3月の提供開始時点ではGemini 3.1 Flash Liveを使っていた。今回の2モデルへ切り替わる時期は、9月15日の発表には書かれていない。
出典
- Introducing Gemini 3.8 Live and 3.8 Live Extended Thinking(The Keyword、2026年9月15日)
- Gemini 3.8 Audio (Live, Live Extended Thinking) - Model Card(Google DeepMind、2026年9月15日)
- 検索 Live とリアルタイムで会話する(Google 検索 ヘルプ、2026年9月16日確認)
- 検索 Live を日本で提供開始(グーグル Japan Blog、2026年3月27日)
- Gemini Live で自然に会話する(Gemini アプリ ヘルプ、2026年9月16日確認)
- Talk naturally with Gmail Live(Gmail Help、2026年9月16日確認)
- Use your voice to get more done in Gmail, Docs, and Keep(The Keyword、2026年9月3日)
- Google AI プラン(グーグル One 日本、2026年9月16日確認)